月曜日は上靴を 火曜日は宿題を 水曜日は帽子を 木曜日は水筒を。
毎日 あれこれ忘れ物をするお兄ちゃん。
金曜日の今朝は 昨日 人権標語を作る宿題をし忘れていたらしく 朝食を食べながら 何やら考えています。
お兄ちゃん:「やさしさは・・・、ん〜もうママ、これどうしたらいいと思う?」
ママ:「それはお兄ちゃんが 何を伝えたいかによるやろう」
お兄ちゃん:「人にやさしくしたら 結局それは自分に返ってくるよってこと」
ママ:「もうそれは有名な諺あるやん。ほら 卒業文集に書いてたようなことは? ママあれ感動したもん。
お兄ちゃんが こっちに転校してきて お友だちのいない時に
人にあえて親切をして “ありがとう”をいってもらって そこから話ができるようになったって。
そうゆうこと書いたら?」
お兄ちゃん:「やさしさは・・・ん〜 それでなんて書こう」
ママ:「優しさは、から始まるの決まりなん?
優しさは 人と人との 架け橋です みたいなこと!?」
お兄ちゃん:「それでいいやん」
とさっさと全部 用紙にひらがなで書きました。
ママ:「優しいくらい 漢字使ってヨゥ。橋も習ったやろ」
お兄ちゃんの頭には 漢字がなかなか定着しません。
一度覚えても 使わないから忘れてしまうみたいです。
ママ:「優しいは人辺なきゃ“うれい”になってしまう〜。橋は、木辺で口が2つある漢字よ」
お兄ちゃん:「あっ思い出した。これであっとるやろ。これでよし。行ってきます!」
ママ:「すっごい寝癖よ!」
お兄ちゃん:「寝癖直して〜」
ママ 寝癖直しをお兄ちゃんの頭にシュッシュッ。 頭なでなで。
ママ:「水筒水筒。もう床に置かないで、早く肩にかけて! 置くと忘れる!」
お兄ちゃんが上着を着て ランドセルを背負うまで 横で水筒を持って 待機するママ。
お兄ちゃん:「行ってきま〜す! ママ、色々 あれこれ ありがとう」
スニーカーの踵を踏んだまま 外に出ていくお兄ちゃん。
「早めにスニーカーの踵をちゃんと上げてくれ〜」と 願うママでした。
これが 小6のお兄ちゃんの朝の日常です。