事件 日々の出来事

2人とも病院

中2・吹奏楽部のお姉ちゃんは、ただいまコンクールに向けてハードな日々。
「コンクールまで休みがないとよ」とぼやいていると思ったら「頭がふわふわする」といって、一昨日は学校をお休みしました。
「病院は行かなくても寝れば大丈夫」というので、午前中は寝て、午後からはマンガ読んだり、1日のんびり過ごしました。
「疲れかな。週末も部活休みなかったし、リラックスが必要なんだな」と思って見ていました。

翌朝、「気分悪い。食べたくない」といいつつも水分だけは十分にとって、なんとか登校。
「ちょっと気合入れて、仲良しと学校行ったら、リズム戻るかな」と思ってあえて「お休みする?」とは訊かないで、登校時に待ち合わせ場所まで車で送っていきました。
ただ「ママはずっと家にいるから、気分悪かったらすぐ迎えに行くからね」といっておきました。

すると11時過ぎ、中学校の保健室の先生から電話。
体調が悪いから迎えに来てくださいと。
「病院行きたくない。病院行ったら(コロナの)検査されるやん」というお姉ちゃんを無理矢理行きつけの内科に連れて行き、診てもらいましたが、特に原因は見つからず「成長に伴う自律神経の乱れでしょう」ということでした。
10人にひとりくらいは、思春期にうまく調節できない子がいるのだそうです。
「食欲がなくてもちゃんと食べることは大事だよ」と医師にいわれ、がんばって少し食べて、また寝ました。

午後3時。
今度は小学校から電話。
「教頭です。ボクくんなんですが、同じクラスのNくんと昇降口で少し揉めたようで、転倒して、コンクリートの段差で、頭を打撲してしまいました。申し訳ありません。出血もなく、意識もしっかりしているのですが、頭のことですので、お迎えに来られて、病院に連れて行っていただけないでしょうか?」と。

ママの頭を真っ先によぎったこと・・・。
1.こだわりが強すぎて、譲れず、揉め事を起こしたのかもしれない
2.これまで、外では社会性が発揮できていたのに、やっぱりボクにも、いよいよそんな時期が来てしまったのか 
でした。
ASDの特性として、よくきいていたのには、「人の気持ちを考えない発言」というのがあったからです。
これまでは、顕著な言動はなく、保育園の先生には「ボクくんはASDじゃないです」と真っ向から否定されたほどでした。

すぐ学校に出向くと、保健室で横になって校長先生に氷をあててもらっているボクがいました。
おでこの真ん中にはすでに内出血でやや紫がかった大きなたんこぶ。
鼻っ柱もぷっくり腫れていました。
だけど泣きもせず、落ち着いた様子。
奥のベッドには、保育園でも見覚えのある顔のNくんが暗い顔して腰掛けていました。
保健室の先生の聞き取りによると事件はこうでした。
下足箱周辺で、ボクとクラスメイトの女の子と、その日あった(か、あるのか?)“七夕会” についておしゃべりしていたところ、ボクの発した言葉が気に触ったNくんに背中を押され、段差で躓いたとのことでした。
ママ「ボク、なんていったの?」
ボク「七夕会ってなに?ってきいただけ。なにかわからん」
Nくんにも尋ねた。
ママ「〇〇くんがいやだなぁって思ったのは、どんなことだったのか教えてくれる?」
Nくん「・・・」
子どもたちからの聞き取りからは何も分からないまま、やはりママの予感は的中だろうと思いつつ、帰りがけに小児科を受診しました。

医師「手もついたでしょ? 手もけがしてないかな? 見せて? あれ~ないねぇ」
まったく受身をとれないボクに、おでこと鼻以外の外傷はありませんでした(汗)。
医師「今は問題ないようですが、頭だから数時間後、数日後に、嘔吐や癲癇発作などの変化が出てくることもあるから、よく注意してみといてくださいね」

ボクが大好きなスイミングの日でしたが、残念ながらお休みしました。
すると夕方また学校から電話。
Nくんのお母さんからの平謝りの謝罪電話をもらいました。
そのあと、家にも謝りに来てくれました。
N母「言葉より先に手が出るので、しょっちゅう注意してるんです。すみません」
大事にはいたらなかったし、理解のある親御さんでホッとしました。

夜、布団に横になったら、霧が晴れたように、ボクが添い寝したパパに話し始めました。
ボク「Sちゃんに七夕会ってなに?っていって、その時、Sちゃんがなんてかえしたか忘れたけん、ボクがそんとき何っていったか忘れたけど、なにが気にさわったか、まったくわからんやけど、Nくんがなんか気になることがあったんだ、とは思う。
Sちゃんと話してたら、急に背中を押されたけん、ふらってなって手がNくんに当たったん。
そしたら仕返しと勘違いしたみたいで、また後ろからドンってされて。
周りの女の子が謝れとかいって、Nくんが謝ったけど、気持ちのない感じやったけん、ボクは “もうもめるのおわりにしよう” と思って、帰りかけたら、階段のところでまた背中押されたけん、こけた」
と。
3度! 3度も突き飛ばされたんか~い!
しかもすべて背後から!
わぁこれからぼっこぼこにされるかも。
マジで身の危機!
昨日、保健室での聴き取りの時点では、Sちゃんはすでに下校して不在だったと。

今朝、教頭先生に早速、状況をよく調べてもらうよう伝えました。
ママ「ボクの表現のなにが触発したのか、親がボクにどう指導したらよいか知りたいので、見てた人もたくさんいるようですから、できる範囲で、Sちゃんからも事情を聞き取って教えてくださいませんでしょうか」
頭の打ちどころが悪かったら、と思うとぞっとするママでした。

そしてまた今日の夕方。
小学校から電話。
担任は昨日までコロナワクチンの副反応のため、お休みしていて、今日、始めて一部始終を知り、Sちゃん、Nくん、ボクと先生の4人で話し合いをしてくれたのだそう。
そこから分かったこと。
まず、SちゃんとNくんはルームで一緒の子。ボクはルームに通っていません。
その日は“七夕会”というルームだけでのイベントがある予定で、そのことをSちゃんが口にしたそうです。
ボク「七夕会ってなに?」
Sちゃん「(なにかいう)」
ボク「七夕会って変だね~」
Nくん:ボクの背中を押す

その事実関係で3人合意して、ボクの「変だね」は、悪気がなかったかもしれないけど、いい気分のする言葉ではないよと話したそうです。
二転三転しましたが、やっぱり、ボクがなんらかの刺激を放つ言葉を発していたのだと感じました。
しかしながら、ウチではまったく「変だね」発言を認めません。
おそらく「羨ましいな」の裏返しだったのかも。
ぼちぼち伝えていこうと思います。

ご拝読ありがとうございます。❤ハートをポチッとして応援の気持ちを贈っていただくととても励みになります!

-事件, 日々の出来事
-, , ,

error: Content is protected !!