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起立性調節障害

星

お姉ちゃんは、今日、大きな病院の2回目の受診でした。

2週間前、ふらふらの身体で受診した時は
「便秘が治れば 食欲も戻るし 体重も回復するでしょう」
という見立てでしたが 排泄機能は復活しても 食欲が戻らず
2週間たった今でも 体重は5キロ減ったまま回復の兆しがありませんでした。

心半分身体半分で引き起こす病気=起立性調節障害といわれました。

お姉ちゃんは 部活で 頑張って期待に応えたいし 自分の理想に近づきたい。
だけど身体がいう事を聞かないという狭間で
苦しんで 足掻いていたのでした。

医師曰く
「153センチ32キロ。この身長・体重でまともに動けるわけがありません。お姉ちゃんは、部活に早く復帰したいといっていますが、私の考えは違います。
あと2週間、とにかく全ての部活の演奏会などの誘いはシャットアウトして、レッスンのお誘いもやめてもらってください。
長く休んでいるから、みんなに迷惑かけているからとか、行かなきゃいけないのに行けないと感じながら、休んでいるのは、気持ちは休んでいることになっていないんです。
ずーっとプレッシャーを感じていて 心は休んでいないのです。
必要ならば 診断書も書きます。
でもお母様が、きちんと顧問の先生にお話できるというならば 診断書は必要ありません。
どうですか?」
と。

その話を聞きながら お姉ちゃんがホッとしている様に ママの目には見て取れました。
屈託のない笑顔が溢れたように。
「この言葉が欲しかったのだな」って思いました。
なぜ私がいってあげられなかったのだろう。

ママ「診断される病名は何ですか?」
医師「起立性調節障害です」
ママ「前回は、起立している状態と寝ている状態とで 血圧の開きがないということで そのような診断ではなかったはずですが・・・」
医師「はい。前回は計測する時間帯が遅かったのです。もっと朝早く測っていれば 数値もそれなりだったと思いますし、数値がそうでなくても症状を見れば明らかです。
はっきりそう症状に出ています。
お姉ちゃんは、頑張り屋さんで無理し過ぎなんです。
今は、ドクターストップがかかったといって 部活をしっかり休んでください。
しっかり休んで 2週間後の診察で 体重が戻っていたら 部活を始めてもらっていいです」

その後 医師は
「お姉ちゃんとふたりにしてもらっていいですか?」
と お姉ちゃんと2人で、今後の食事の摂り方も話し合ってくれました。

医師「タンパク質を取らなければいけません。
栄養剤の処方も提案しましたが ダメなようです。
お姉ちゃんと、豆乳飲みます、お魚食べます、という約束をしましたので それで経過を見ましょう」

仕事を抜けて付いて来てくれたパパと
お姉ちゃんそしてママ 3人で病院の帰り道

「何なら食べられる?」とパパが聞いたら
「お寿司」とお姉ちゃん。
弟たちと一緒にはなかなかいけない 回らないお寿司屋さんへ立ち寄りました。
一枚板の綺麗なカウンターを見て

「こんなお店 来たことないね」

と嬉しそうなお姉ちゃん。
パパとママは天ぷらとお寿司のランチだったのに
お姉ちゃんは マグロ一貫としめ鯖一貫と赤だししかいらないと・・・。

「とりあえず。また食べられたらおかわりする」

と言っていたのに 食べられたのは、マグロと赤だし半分だけでした。

お姉ちゃん「もう お姉ちゃんお腹いっぱい」と。

ママは ずーっとお姉ちゃんのそばにいたのに・・・。
なのにこんなに 衰弱させていたのです。

書きながらも 今も涙が止まりません。

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