ASDを受け入れるまで ピアノ 日々の出来事 習い事

ピアノの先生からの提案

コロナ禍で学校がお休みになった昨春のこと。

当時、保育園児だったボクも、保育園は開いていたけれど、中学生のお姉ちゃんや小学生のお兄ちゃんと同じように、保育園を休みがちになっていた。

そんな折、子どもたち3人が通うピアノ教室の先生が、篭りきりの子どもたちを気にかけてくださって、愛犬の散歩に誘ってくれるようになった。
もれなく、優しい先生とお話しながらの散歩の時間が、コロナ禍でのありがたい一日の楽しみとなった。

先の見えなかったコロナ休みがようやく明けて、少し生活リズムが落ち着いてきたある日、ピアノの先生からお宅に呼ばれ、こう話された。
「ボクくんの行動パターンが気になるのよ。レッスンだけでは気が付かなかったけど、お休みの間にご一緒させてもらって、気付いたのよ。来年は小学生に上がるし、安心のために一度病院にいって診てもらったらどうかな」と。
先生のおっしゃるお散歩での気になる行動とは、愛犬から必ず一定の距離を保って歩くことや、歩く場所がいつも大体決まっていることなどだった。そういえば、レッスンのときも視線が合いづらいのだと。

確かにボクには、家族みんなも、手を焼いているところがあった。
泣き虫であることと、怖がりであること、それと食わず嫌い。
ほかにもあるけど、その3つがもっとも気になることだった。

きっかけが何か分からないようなことで、突然大声で泣き出して、数時間泣いていることも一度や二度ではなかったし、当時大好きだった『機関車トーマス』でさえ、ハラハラする場面になると耳をふさいで物影に隠れたりした。
火を通した野菜は特定の物しか口にせず、いつも生の人参とプチトマトを動物園の“ふれあい広場”みたいに「メェ~」といって食べていた。
床屋も怖いし、切って落ちた髪を過剰に嫌がるので、めったに髪は切れない…。
いわれてみれば、いろいろ不思議なことはあったのだった。
上の2人もかなりユニークな性格なのが、それぞれそこそこ大きくなったから、そのうち変わってくるだろうと思ってたんだけれど、ボクの泣き声は、サイレンみたいにやかましくて、その度に家族みんながうんざりしていた。

ピアノの先生が評判の良い心療内科まで紹介してくださったので、早速、3ヶ月待ちの予約をなんとか取り付けた。

つづく

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