学校 日々の出来事

ひとりで登校

今朝のボクは、もう少しで折れそうだったけど、父の励ましで、ひとりで歩いて小学校に行った。

朝起こすのが少し遅かったところから、心の平静を持ち崩しそうだったんだけど、自分の描いた絵を眺めながら食事してたら、少し気が紛れたようで持ち直した。
だけどいよいよ登校の時間になって、家から一歩出たら、お兄ちゃんの速さに追いつかず、普通に歩いているお兄ちゃんに「走らないで!」といって、怒って拗ねて、歩道に立ち尽くしてしまった。
すぐにほんのちょっと走れば、お兄ちゃんに追いつくのに、それができない。
なぜならランドセルで走るとボクはバランスを崩してすぐ転ぶ。
受身の態勢ができないようで、両手足すりむいて、さらにおでこにたんこぶができるとか、大変な転び方をする。それが怖くて本人も「走らさないで」という。

ボクが、通りを挟んだ少し向こうで立ち尽くしてしまったとき、ママはまだパジャマ姿のボサボサ頭で、敷地から一歩も出られない状態。遠くから「今行けばお兄ちゃんに追いつくよ」とか「車で送ろうか?」と呼びかけてみたけど、それも納得行かない様子。
「よし、着替えて、マスクして、一緒に歩いていこう」
と決意して、部屋に戻ると、入れ替わりにパパが飛び出してきて、通りを渡ってボクのそばまで駆けていった。

まもなく父が部屋に戻る。
ママ「どうなった?」
パパ「行ったよ」
ママ「えっほんと? 大丈夫かな」
パパ「大丈夫だよ」

なんとパパが「少し一緒に行こう」と声掛けしたら、ボクは「だいじょうぶ」と答えて歩き出したらしい。
パパは上半身下着に短パンにサンダル! そりゃそんな格好のパパと一緒に歩きたくないだろう(笑)。
学校から連絡がないから、無事に着けたようだ。家から見える場所から、ひとりで登校するのは初めて。4月と5月は、ほとんど車で送っていたから、大した進歩だ。

お兄ちゃんとボクは5歳も離れた兄弟なんだけど、このあいだお兄ちゃんは
「なんでみんなボクくんに合わせるの? 合わせる必要ないよ」といってた。
「お兄ちゃんだから」と、弟の意思を優先して行動するように強いられていると感じているのだろうなぁ。
だから、お兄ちゃんに、時間のない今朝は「ボクと一緒にゆっくり歩け」とはいえないと思った。
お兄ちゃんに心の余裕のある時には、ちゃんとボクを励ましたり楽しませたりしてくれるのだから。

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