お姉ちゃん 心療内科 摂食障害 摂食障害専門医 近況報告

医師からの報告3.29

3.25(金)に主治医との面談と、急遽、お姉ちゃんの面会もできました。
だから今週は、近況報告の電話をもらえないかなと思ってたのですが
本日3.29(火)も また近況を聴くことができました。

本来なら 3キロ増えるまで会えないプログラムなのでしたが、今のところお姉ちゃんは「やせ症」ではないとの見立てで、本来のプログラムの規則の限りではないとの判断で、面会が許されたのでした。
「治療が苦しいと泣いているから、その気持ちを受け止めて、あなたのために治療を続けなきゃならない」
というような内容で、励ましてほしいとのことでした。
(その日の面会については、近日中に、まとめるつもりです。なかなか辛くて、向き合うことができず、書けていません)

今日の主治医の主旨は、今週の金曜、4.1にも、面会に来てくれということでした。

主治医:
「金曜にあった後、土・日も泣いている状態が続いて、月曜の彼女との面談で、『親に会いたい』とお願いがありました。
『なぜ会いたいのか』と彼女に理由を尋ねたら、
「病院にいると息が詰まる」とか「病院がイヤ」だとかいっていました。
治療のための面接が前提なので、励みにならないようなら面接はできないよと話したら、黙っていました。
次に尋ねた時は「落ち着きたいから親と話したいのだ」というふうに話していました。
本当の気持ちは、今は食べていても体重が減っているし、光が見えなくなっているのだと思います。
だからもっともっとカロリーを増やさないといけないという重圧がかかっているのだと思います。

最近はあまり眠れてもいなくて、眠れていないと心のスタミナが切れやすくなるし、治療から逃げたくなるから、今は薬を飲んで眠るように薦めるのですが、『薬に頼りたくない』といって飲みたがらないのです。
精神に作用するように思うのか薬に怖さがあります。
でも眠れていないのは良くない事なので、昨日は説得されて飲みました。
結果よく眠れたのですが、朝になっても薬が残っているといっています。
たまに飲むとそういうことがありますが、継続して飲むと、効き目も安定してくるのですけれどね。

あまり穿った見方はしたくないですが、今度会うときには、彼女、『ここにいると薬漬けにされる』とか『部屋に閉じ込められて息苦しい』とかネガティヴなことをたくさんいうのだと思います。

親がみたら、ストレスが原因で、食べれなくなっているとわかるけれど、今、彼女はまだそれが分からない。
かわいそうなんです、本当にかわいそうなんですが、気が紛れないようにすることが必要なのです。
気を紛らわせないとということで、自分の気持ちを見つけていけるようにすることが大事なのです。
何もない部屋にいて、することがない中で、身体に起きたことと 心の動きの関係に気が付くようになるのです。
今はまだ、自分の中で、嫌だとか、悲しいとか、ストレスだと感じることが、なんなのか見付けることができないでいます。
大抵の人は、大人でも気がついていないことが多いのですが。
でも彼女がそれに気が付かないと、一回の入院で再発防止まで辿り着けないと考えています。

今週の月曜から、1,200kcalから1,400に増やして、完食しています。
食べるようにすることだけで、体重を戻すような優しい方法もあるにはあるのですが、それでは、また同じことを引き起こしかねないのです。

しんどいけれど自分で気持ちに気づくように、一時的にはぼくたちが助けながら進めていくというのが、このプログラムなのです。
お分かりいただくまでに、何度も話させてもらわないとなかなか伝わらないと思います。
非常に伝えにくいことなのです」

ママ「まだすべては把握できていないですが、分かりました。
金曜にあった時も、今の言葉じゃ納得していないよねと思って、お姉ちゃん宛にお手紙を書いていいか尋ねようと思っていたのです。
今週の金曜日も、もちろん伺います。
そこで、もう一度、入院していて治療することの必要性を、私の言葉で話そうと思います」

主治医「ありがとうございます。今日は、これくらいのお時間しかとれないのですが、まだ金曜日にご質問があったらなんでもきいてください。
これからも何度でも説明させていただきたいと思います。

1日は5時を目がけて、来てくださったらいいかと思います。
『経緯きいてるよ、頑張ってるね』と励ましてあげてください」

何もない部屋で、本すら読めない日々。
息苦しいと感じ始めた今が お姉ちゃんは一番辛いと思います。
まるで囚人みたいだもん。
だけどそれは決して悪いことじゃないのだって ママも時々は理解ができるのだけれど・・・。
だけどどうして そこまで厳しい状況が必要なのかって わからなくなる時があります。

でも、家にいて、少しも良くならなかったのは明白な事実です。

ママも治療方針をよく理解していかなければなりません。
そして、ちゃんとお姉ちゃんに届く言葉で治療の意義を伝えて、少しでも楽に成し遂げられるように助けてあげなければ。

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